迷走記録

とりあえず自分を生かしてみようと、なんとなく頑張る話。

消えたくて、そのことばかり考える

月に一度、消えたくなる

どうしても、月に一度のこの時期は、無性に消えたくてしょうがなくなります。

消えるのは怖い。死ぬのは、怖い。

でも、居なくなってしまえば、怖いと思う事もなくなる。

嫌なことも、つらいことも、悲しいことも。全部、全部、きれいさっぱりなくなる。

そういう世界へどうしても行きたいのだと。無性に思えて仕方がないのです。

 

行きたい国がある

好きな国があります。

消えたい、そう思っても、もう一度あの国に行くまでは、もう一度あの国の空気を吸うまでは、そう思って頑張れます。

あの国へ行って。

綺麗な夏の青空のもとで、綺麗な町並みを見て、のんびり旅をしたい。美味しい物を食べたり。素敵な人達とおしゃべりをしてみたり。知らない場所に行って、新しい事を知ることが出来たり。

そう考えて、それが出来るなら、それをするまではもう少し生きてもいいんじゃないかと、思えます。

少ないけれど、この貯まったお金を使って、ささやかな贅沢をしながら、穏やかな時間を過ごしたい、と。

 

でも、決まってこの時期に思うのは。

 

あの国に行きたい。

あの国へ行って、帰ってきて、お土産を両親に渡して、そうしたら。

何も思い遺す事もなく、死ねるんじゃないかと。

もしそれを実現することが出来るなら、それはなんて素敵な事なんだろうか、と。

そう思えて仕方がない。

 

それに、そう思うと、すっと心が軽くなります。

 

そこまで頑張ったら、もうそれから先は頑張らなくていいのだと考えると、心が楽になります。

お金の心配もしなくていい。

つらい事や嫌なことに、煩わされることもない。

思い悩む事は何一つ無くなる。

もう、居なくなる、から。

 

月に一度のこの時期には、決まって、それが一番幸せな死に方に違いないと、そう思えて仕方がないのです。