何で生きているのだったか
分からなくなりました
いえ、意味なんて無かったはずです。
そのはずなのに、なぜか、生きる意味を探していて。
いえ、意味は無いけれども、楽しんで生きようと、人生を楽しみたいと、思っていたはずなのですけれども。
そんなことは、もう、どうでもよくなって。
ただただ、つらくて。
生きるのが、つらくて。
寂しくて。
悲しくて。
しんどくて。
ただただ、居なくなりたくて。
何をする気も起きなくて。
このまま目が覚めなければ、それはどんなにか幸せな事だろうかと。
けれど、けれど、父の存在だけが私を引き止める。
父より先に死ぬなんて。
父に、子を失う悲しみを味あわせたくなくて。
私がどんなに出来損ないでも、人間として不出来でも、父はきっと悲しんでくれると思うから。
だから、だから。
父が死んでしまうまでは、生きなくてはと。